いやし系高野豆腐 | リナの料理録

いやし系高野豆腐

高野豆腐
ただの高野豆腐をきちょうめんに並べて…我ながら何をやっているんだか
でもきれいに撮れたので記事に。

精神的に調子が悪くなってくると、私は和野菜の煮物をつくりはじめます

いつもより、ゆーーっくりした動作で…
丁寧に出汁とって
几帳面に材料を切りそろえたり
普段やらない人参の面取りしたり
鍋の中をジーーーッと見つめてたり。
…傍目には妙な人にうつるでしょうねぇ…

でもそうしてると、ざわざわしてた神経が、そわそわしてた不安感が、
すぅーーっと薄れてくのです。なんででしょ




精神が疲れてた時に、食べると不思議に気持ちをいやしてくれたのが
某懐石料理屋さんの、「丹精で丁寧な煮物」
あるいは田舎のおばあちゃんの、「素朴な優しいお煮染め」
それがオナカに入っていって、
つくづく「食べるってこういう事」「食べるって生きる事」って教えてくれました。

今でも、そんな優しい「食」に関わっている人達には、
顔が見えなくても何となく、感謝の気持ちを感じる。



それが私が料理をするようになったきっかけ。
最初は自分を癒すため、今は他の人も暖められたらと思いつつ。

今も調子が悪くなると、昔と同じように煮物を作る。
(料理始めてすぐの頃は、毎日ずーっと飽きもせず煮物作ってました…当時の彼は煮物三昧で大変だったでしょうねぇ…)

だから今日はやたらと几帳面な、この高野豆腐。
もちろん何度作っても、あの時食べた「癒し系煮物」の味には追いつけないんですけどね~
それでもこれを食べて、また勉強をがんばれるようになるわけです。

レシピは…
書くまでもないですね♪
あえて文章化すれば、出汁と薄口醤油、酒、砂糖で甘めに煮上げるだけです。