豚の角煮 (沖縄ラフティ~) | リナの料理録

豚の角煮 (沖縄ラフティ~)

とろとろの豚角煮
時間はかかるけど、手間はあまりかからない
料理酒の代わりに泡盛をたっぷり使えば
ラフティと呼ばれる沖縄流の角煮に。
ラフティ
柔らかく仕上げるポイントは
赤身部分にも霜状に脂肪の入った、ピンク色の肉を選ぶ事
そうすると、全体が溶けるようにとろとろになります
その分、脂抜きはわりとしっかりやります

ラフティ(沖縄風豚角煮)


(ingredients for 4~5)
豚バラ肉(塊)…450g前後
米(柔らか仕上げ用)…ひとつかみ
しょうが、にんにく(臭み抜き用)…各2片
だし汁…全部で7~8カップくらい(冷ましたもの)
泡盛(焼酎で代用可)…1カップ
砂糖…大さじ2半
濃口醤油…大さじ2半
(薬味)からし、針生姜や白髪葱など

(method)
豚バラ肉は凧糸でぐるぐるに縛って形を整える(わりとハードに)。
鍋に肉、包丁の柄で叩き潰したにんにくとしょうが、米を入れて肉にかぶる量の水と一緒に強火にかける。
沸騰したらアクをきれいにとり、クッキングシート等で落とし蓋。弱火で1時間ほっとく。
肉を取り出し、軽く湯洗いする。鍋も他の中身を捨ててきれいに洗う(脂をしっかり落とす)。
肉を食べやすい大きさに切り分けて鍋に戻す。
(もっとしっかり脂抜きしたい時は、ここでもう一度水から茹でる→鍋と肉を湯洗いする)
泡盛とかぶる量のダシ汁を加えて落とし蓋をし、中火で煮汁が半分程になるまで煮る。
砂糖(全量)を加え弱火にし、さらに煮汁が半分になるまで煮る。
一度火からおろし、落とし蓋をしたまま冷ます(脂が白く固まるまで。一晩寝かせればベスト)。

煮汁を漉して固まった脂を除く。肉も軽く湯洗いする。鍋洗う。
鍋に肉、煮汁を戻してひたひたのダシ汁を加える。
醤油の半量(大さじ1強)を加え、クッキングシートで落とし蓋をする。
強火で5分、ぶくぶくと煮たら残りの醤油を加える。
弱火で、とろとろと1時間~1時間半くらい煮込む(2、30分ごとに上下を返して全体を馴染ませる)。
最後に落とし蓋を取り除き、鍋底の煮汁が1~2cmくらいになるまで中火で煮詰める。
一度冷まして味を染ませる。
(ここでさらに固まった脂を取り除けばさっぱり)
食べる直前に温めなおし、好みの薬味を添えてできあがりー


うまいよ
ホント溶けるから! 箸での扱いにご注意。
お酒が欲しくなるわけだ


中華にアレンジ:
煮込み時に八角(スターアニス)を半分個(星形のを割って使う)加えると…中華街のあの甘い香りが漂います。そのときの付け合わせは茹でた青梗菜がさっぱりして良いです

これは一度にたっくさん作って、一食分ずつ(煮汁ごと)冷凍しとくと実に便利。
解凍すればいつでもメイン料理が。
突如弟から「肉欲しい」宣言をうけても
酔っ払いが前触れなく転がり込んできてツマミを要求しても
ちゃんとそれを提供できるわけです。
何より安い


付け合せはさっぱりと
セロリ香り漬けセロリの香り揉み
セロリの茎は筋を立つように薄切り。葉は千切り。生姜も千切り。塩揉みして水気を絞り、改めて塩で調味。黒炒りゴマに唐辛子粉少々で和える。
ちょっとした箸休めにベスト。お口すっきり。
生姜の代わりに、塩でこすり洗いしたレモンの表皮を刻んで加えても美味